2009年3月18日水曜日

SPRING ITEM♯1   Faliero Sarti

少し前まで少しばかり重い冬色が多かった店内にも
少しずつ 爽やかな春色が差しこんできました。

今日は イタリアから届いたばかりのFaliero Sartiをご紹介


春夏ということで お色目も淡いお色だったり・・・亜麻を使うことで軽やかだったり・・・。
これからの季節 さらっと首もとに巻くだけで春を楽しめるかと思います。

是非 店頭にてご覧下さい。



そして最近読んだ本


以前 ブログ読んでるよ・・・と連絡してきてくれた中学時代の同級生Yちゃん。
読書好きの彼女とは お互い読んだ本の貸し借りをしていて・・・先日借りた2冊を数日で読破


『誤審』麻野涼著

誤審と銘打つだけあって重いテーマではあった。
免罪事件で父親逮捕 家族崩壊の現実の中で生きていく三女が
冷たい復習心を宿しながら謎をといていくというミステリー長編小説。

『チェーンポイズン  』本多孝好著

『本気で死のうと思っているのなら あと1年待ってみませんか?1年頑張ったご褒美差し上げます』
そんな話を持ちかけられた死に急ぐ女性と 服毒自殺事件を追う週間誌記者の話。
『生と死』『絶望と希望』について漠然と考える・・・。
重いテーマながらも 爽快に完読

Yちゃん ありがとう。面白かったです。
自分で選ぶ本はどうしても嗜好が偏りがちなので 新開拓だったかも・・。


そして 「なぜ君は絶望と闘えたのか」

光市母子殺人という残酷な殺人事件から9年。

私がこの事件にずっと関心があったのは 事件当時
若干23歳だった本村さんが我が国の司法の在り方 司法の存在意義 少年保護法という現実の壁に真っ向に立ち向い そして確実に彼の信念こそが国を代え 多くの被害者とうい立場にある人々に希望の光をもたらせたという 現実がそこにあるから・・・。

私がこの本を手にして 時に怒りに震え 時に涙したりすることで 被害者家族の気持ちをほんの少しだけ酌むことはできたかも知れないけれど やはり 残酷な事件や事故の被害者の気持ちを理解することは皆無だと思わざるおえなかった。

何故なら 被害者家族という現実は もっと険しくはてしなく長い暗闇のトンネルで混迷し続け その中で現実を受け入れるという隘路がはてしなく続くのだろうから・・・。

こちらも重いテーマではあるけれど 報道の中で知る被害者そして加害者の形象以外の心地も見えてきて
読み応えありました


  matushita