強い雨音を子守唄代わりに 眠るのも悪くはない
けれど 昨夜は寝つきが悪かった
数日前に観たDVD『ルワンダの涙』の映像が頭から離れなかったから・・・

同じ国に生まれ 同じ大地で育ち 同じ言語を使うツチ族とフツ族という2つの民族。
一緒に学び 一緒に働き 愛し合い家族になったり・・・
けれど ある日を境にフツ族によるツチ族の大量虐殺がはじまる
昨日まで同僚だった仲間 最愛だったはずの家族・・
民族が違うっていう理由だけで なりふりかまわず斧を振りおろすフツ族の
残酷さ・・
100日間で殺されたフツ族は100万人という。
鹿児島県の人口の2/3にあたる。
これは遠い遠い昔話ではない。
1994年。私が高校生だったあの頃
地球の裏側ではこんなにも残酷な大量虐殺があった。
そして これだけの大量虐殺が進行している事態に対しての国連軍の下したショッキングな結論。
数年前に『ホテルルワンダ』を観た際も 同じような想いを抱いただろうに・・・
戦争や紛争からかけ離れた平和な日常を送っているうちに
遠い遠い国の・・単なる歴史の一事件になってしまっていた。
最後のエンドロールでは この紛争で死体の下敷きになってどうにか命を救われた子供や・・
目の前で家族や親族を殺された子供達の今現在の写真が流れる・・。
カメラを向けられ微笑んではいるけれど・・・心は濡れている。
遠い国にいるからこそ・・・平和な国にいるからこそ
知らなければならない歴史や背けてはならない事実
そして、観なければならない映画があるように思う。
ご興味ある方は 是非観てみてください。
matsushita