2009年12月24日木曜日

EFFECTER『YUSAKU』

EFFECTER『YUSAKU』モデル入荷致しました。

松田優作がプライベートで着用していたフレームを忠実に再現し
レンズにも薄いスモークカラーを使用したモデルです。


¥31.500(¥30.000)

松田優作

記憶にある限りでは人生で2番目に夢中になった俳優 

先日 沈まぬ太陽を観にいった時に半ば鹿児島での上映を諦めかけていた『RED SOULE』の上映真近を知ったので、鑑賞に備えて特に好きだった『家族ゲーム』『野獣死すべし』『蘇る金狼』のDVDを再鑑賞

『家族ゲーム』 あの晩餐シーンはあまりにも有名なのでもちろん好きなシーンの一つですが、
伊丹十三が目玉焼きをすするシーンが結構好きです。
伊丹十三と由紀さおりの演技も光る名作!!

『野獣死すべし』 夜行列車で室田日出男扮する刑事に拳銃向けながらリップヴァンウィンクルの
話をするシーンが特に好き。

『蘇る金狼』 私の好きな今は亡き探偵物語の刑事で有名な成田三樹夫や佐藤慶といった名俳優が
揃って見れるのもこの映画の御酸味。最後の飛行機のシーン好きです。

これほどまでに『狂気とユーモア』を持合わせた俳優はこの人だけかもしれない・・・
十数年前に そう感じたことをまた十年後の今も感じる

はじめてこれらの映画を観たときと違うのは 暴力的なシーンを凝視出来なくなっているということ

そういえばここ数年 十数年前に夢中になって読んだ根本敬・村崎百郎の本を何度も読み返そうと
何度も思うのに 度々挫折してしまう

友人にそう話すと『年齢を重ねて美しい物・美しい映像を求めるようになってきたのでは?』といわれ 妙に納得してしまう。

10代後半から20代前半にかけ石井聡互や石井隆の監督作品を観漁り 
いわゆる鬼畜系・電波系といわれる本を読み漁った私の脳は
暴力的な映像やグロテスクなものがすでに容量オーバーなのかもしれない

それでももう一度読んでみよう・観てみたいという気持ちはおさまらないので
そのうちきっとまた手を伸ばす事になるのだろうけれど・・・

10年前に好きだったモノが 今も変わらず好きでいるのははたして何割だろうか?
そして今好きなモノがを10年後も同じ気持ちで好きでいられるのは何割だろうか?

めまぐるしく変わる世の中で10年という長い月日 同じモノだったり同じヒトだったりを
好きでいるのは案外奇跡なのかもしれない

10年前 松田優作没後10年の際に買ったメモリアルボックス

10年前はその存在に気付かなかった松田龍平の幼少時の落書き
赤い消防車と赤いカニ

なんだか微笑ましい

10年前に買ったこのメモリアルボックスは また10年後も同じ想いで開くに違いない
きっと多くの人にとって 松田優作は色褪せない存在なのだと思う

こうして EFFECTERに『YUSAKU』モデルが誕生したい今 改めてそう思う

 matsushita